 |
 |
電気一式 モーターの一番上の部分を裏返したところ
で、これが発電・点火装置一式です。
トランジスタユニットを取り付けたステータ
ベースに、コイルが中に入れられている
かたちです。
点火時期の調整、モーターの停止は右の
棒(タイマハンドル)を持って回すことで
行います。
上の2本のコード(プラグコード)は点火
プラグにつながります。
|
キャブレタ 以前は自動車用で有名なミクニ製
(型式BV-36)でしたが、現在はヤマト
発動機製(形式YC2836-1/上写真)
となっています。
普段は防水カバーを取り付けているので
見えませんが、モーターの前端に付いて
います。
エアファンネル、スロットルバルブ、
フロート室などで構成されています。
この奥にインレットマニホールドが付き、
リードバルブがあり、クランクケースへと
つながるわけです。
中央の円形の部分から外気を取り入れ、
棒状のノズルから出る燃料と混合します。
その下部のダイヤル(メタリングニードル)
を回すことで空燃比を変化させます。
レース中にモーターに手を伸ばしている
のは、これを操作しているのです。
|
 |
 |
ピストン 上側の2本の溝にピストンリングを取り
付けます。つまり、ピストンリングは
1機につき4本あるのです。
上面に矢印がありますが、この方向
(つまり手前)が上になります。
|
ピストンリング メッキされたものとそうでないものの2種が
あります。(メッキのほうが堅く、すり減り
にくいが、アタリがつくまでに時間がかかる)
専用工具で広げながらピストンに取り付け
ます。
|
 |
 |
シリンダケース この中にピストンが収まるわけです。
手前がモーター後部側で、シリンダヘッドが
取り付けられます。左側にはエギゾースト
フランジが取り付けられます。
|
クランクシャフト 実際にはコンロッド(コネクティングロッド)
も組み込まれた状態で、これごと交換
します。
クランクケースの中に収まっています。
|
 |
 |
ギヤケース モーターの最下部全部です。
手前のプロペラシャフトにプロペラが付く
わけです。
下のフィン状の部分はスケグと呼びます。
|
リードバルブキャブレタ(正確にはインレットマニホールド)
とクランクケースの間に付きます。
右手前がリードバルブで、奥がシールド
プレートで、左のようにバルブプレートに
この2つを取り付けます。
|
 |
 |
点火プラグ(スパークプラグ)
現在は全てNGK製で、数種類あります。
|
安定板 荒天時に装着するアルミ製の板で、
長さ×幅が415×160mm・435×160mm・
455×170mmの3種類製造されており、
宮島では415×160mmのものを使用して
います。
取り付け方は下欄を参照してください。
|
 |
 |
安定板取り付け前 写真は下段が後方に10mm長い、ロング
キャビテーションプレート仕様のモーター
です。(江戸川を除く全場共通)
|
安定板取り付け後 このようにモーター下部のキャビテーション
プレート(上下2段のうちの上段)に被せる
ようなかたちで取り付けます。
|
 |
 |
温水パイプ取り付け前 通常、冷却水は右のエギゾーストフランジ
からそのまま排出されます。
|
温水パイプ取り付け後 冬季の温水パイプ取り付け時は、一部の
冷却水がいったんキャブレタ内部を
通って、凍結防止のためにキャブレタを
暖めた後、排出されています。
|
 |
 |
回転計 RT-1
モーター調整のために使うもので、
レース中は取り付けていません。
|
回転計 RT-1
回転数の検出は、本体に接続された
アンテナで行っています。
|
 |
 |
回転計 YT-10
上のRT-1の後継の回転計です。
表示パネルが大きくなり、検出方式が
変更されました。(右写真参照)
|
回転計 YT-10
回転数の検出は、本体に接続された
コードを、クリップによりプラグコードに
接続して行っています。
|
 |
 |
チルトアジャスタ
ボートの外側、スターンブラケット下部に
取り付けられています。
左の5角形のものがそれで、これを回転
させることで奥に見えるシャフト(ブラケット
ボルト)の位置が変化し、モーター下部の
スイベルブラケット(写真右の部分)に取り
付けられたスラストピース(シャフトが実際に
当たる部分で、交換できます。)がその
シャフトに当たることで取り付け角度が
変わります。
スラストピースは、ナイロン製のものが標準
ですが、宮島ではステンレス製のものを
使用しています。
|
チルトアジャスタ
左から「-0.5/0/0.5/1/1.5」、
「0/0.5/1/1.5/2」、「0/0.5/1/2/3」
この3種類が宮島では用意されています。
つまり、宮島で使用できるのは -0.5/0/
0.5/1/1.5/2/3 の全7種類です。
使用できる角度は競艇場によって異なり、
一番少ない場では -0.5/0/0.5 の3種類
です。
左に書いたように、回転させることでも
角度を変えられますが、そのプレートに
使いたい角度がない場合は交換することに
なります。
|
 |
 |
ライナー取付位置 宮島ではかなり前に廃止されたため
写真はありませんが、トップライナーと
バックライナーの取付位置です。
写真の位置に物を挟むことで、モーターの
取付位置が変わるわけです。
トップ(トランサム)の場合はチルトをはねた
場合と同じ効果となり、バック上の場合は
チルトを下げた場合と同じ効果となります。
なお、現在はバック上のみ使用されており、
以前はバック下もありました。
|
スターンブラケット
ボートの内側です。ボートのトランサムを
挟んで固定します。
締めるネジをサムスクリューと呼びます。
間にある垂直の板はトランサムニーと
呼びます。
|
 |
 |
プロペラゲージ
アクリル製で、外形用(右写真)や表面用
(上写真)など、1枚のプロペラに何種類も
必要になります。
|
プロペラゲージ
このようにプロペラの穴に差して位置を
合わせます。
|
 |
 |
ボートの繋留はモーターのステアリング
バーを繋留装置に繋ぎます。
繋留装置のロックは、自動発艇装置により
自動で解除され、また、左下のロープ
(ボート右横まで伸びている)を引くことでも
解除できます。
|
プロペラ
ヤマト発動機製とナカシマプロペラ製が
あります。
現在使用できるのはヤマトS1(YP-0503)
とナカシマNEW1S(NP-0503)だけです。
ボス部分には選手登録番号を刻印します。
(これは見本のため、「SA40」と刻印して
あります。)
「NP9」とは、ナカシマプロペラ「マーク9」
を表しています。(正式名称は「NP-0011」
・現在は使用不可)
重量は370〜390g(2005年5月より)、
外径は164〜192mmの範囲内(ただし
選手会の自主規制により実際は188mm
以内)と決められています。
|
 |
 |
プロペラ
プロペラは、シャーピン(穴の部分のピン)
をプロペラシャフトに差し込んで取り付けます。
接触等があった際に、モーターが停止して
いないのにゆるゆると減速し、止まってしまう
のは、このピンが折損し、空回りしているの
です。(事故防止のため負荷がかかると
空回りするようにしてあるのです。)
|
プロペラシャフト
矢印の穴にシャーピン(左写真参照)を
差し込みます。
プロペラは、左のプロペラナットで締め、
プロペラナットが緩まないよう割ピンで
固定します。
|
 |
 |
防水カバー
キャブレタ部を覆っています。
写真右側に付いているアルミ製の部品は
ボーデンワイヤーの変形を防ぐワイヤー
ガードです。
減音型の場合、排気経路が異なるほか
この防水カバー内部に消音室が設けられて
います。(吸気音削減のため)
|
ウォーターインテーク
冷却は水冷式となっていますが、その
冷却水はキャリアボデー下部、排気口
そばにあるこの小さな穴から取り入れます。
基本的には水がプロペラで押されることで
中に入っていきますが、始動後はモーター
内部が熱くなるため、その温度差でも
吸い込まれていきます。
取り入れられた水はシリンダケースと
エギゾーストフランジを通ってモーター本体
を冷却し、ウォーターニップルより排出
されますが、温水パイプ装着時は一部が
キャブレタを暖めてから排出されます。
また、キャリアボデー内にも入り、排気ガス
の温度を下げつつ排気ガスとともに排出
されます。
|
 |
 |
製造銘板 この写真では見えにくいですが、「MODEL
302」で、「No.」が製造番号です。
この銘板はスイベルブラケット上部に
貼られています。
|
登録済み刻印 「R10」が連合会のモーター登録刻印で、
交換されることのないクランクケースに
刻印されています。
選手に登録番号があるのと同様に、
ボートやモーター、審判員、検査員にも
それぞれ登録番号があります。
左の数字は機関番号(製造番号)で、
登録番号とは異なります。
2007年9月現在、600番台に突入した
ところです。(9999の次は0001になるようで
実際には数万機が登録されています。)
|
 |
|
スタータロープ
水に沈むようおもりの付いたもの(左)
水に浮くもの(右)の2種類あります。
水に浮くタイプは浮遊物となる恐れが
ありますが、回収できるため環境には
良いのです。
どちらかを指定している競艇場もあります
が、宮島ではどちらでも使用可能です。
|
|
| |
|